今日はジョイエス立花です。
本日は東京都より発表されました2012年度の数字を元に今の東京都貸金業の現在について考えて見ました。
東京都2012年度における都の貸金業対策の主な実績を発表によりますと2012年度末の都知事登録業者は前年度の691者から6.3%減少し647者となり2002年度ピーク時の登録数6,983者から比べますと10分の1以下まで減ったことになります。
登録業者数の主な減少要因は、貸金業の登録・登録維持に当たり財産的基礎要件の引上げ(資本として5000万保有)や貸金業務取扱主任者(国家資格の導入)の設置義務など、登録要件の厳格化に伴う自主廃業によるものだという事です。
2012年度に寄せられた苦情・相談は約5000件でその約8割に当たる相談内容のうち最も多かったのは「登録紹介に関するもの」でその紹介内容の約9割が無登録(ヤミ金融業者)と判明したとの事です。
上記数字を見ると貸金業の免許を持たなくても無登録業者が積極的に資金需要者に対して広告活動を行い表面に出てこない貸付が行われてるものと推測されます。
正規登録業者よりも無登録業者の方が多いと言う話も聞こえてきます。
表面的には多重債務者の数字は減ってきておりますが法律に沿わない無登録業者が現在も法定金利以上の金利を取り登録業者が貸せない(総量規制の法律のため)お客様にたいして貸付を行い、見えない多重債務者を日々作っていっているものと思います。
現在私共正規登録業者は法律に沿いコンプライアンスの徹底、社内規則の強化、貸付に対して周知義務の徹底など業界団体をクリーン化し皆様の資金需要に応えられる業界になるよう頑張っております。
監督団体も無登録業者の撲滅に向けて頑張ってもらいたいと思います。
本日はつたない文章をお読みいただき有難うございました。